マシニング加工をして、やりにくい所があるとボール盤を使った方が早くて効率がいい時があります。
マシニングで9割以上加工して、ボール盤で1割加工という感じですね。
どの会社にもボール盤は一台はあるので、使うといいです。
そんな時のボール盤を使う例を紹介します。参考にして下さい。
面取り
1工程の表だけ貫通穴あけををして加工完了。裏の穴に面取りをしたい時は、反転してバリ取りも兼ねてボール盤でやります。面取り工具をボール盤に取り付けて面取りします。
ワークが小さい時、小さい穴、数量が少ない、穴数が少ない時に有効ですね。
チップ式の面取り工具だといいです。
座グリ穴底面の面取り
座グリ穴の底面の面取りは工具干渉してしまう恐れがあるので、ボール盤で、面取り工具を選定して行います。
リーマー
下穴と面取りまでをマシニングで加工してリーマーをボール盤でやります。
メッキ後に、ピンの入りが悪い時に、ボール盤でハンドリーマを使用する事があります。
貫通穴が前提です。
穴径を広げる
穴を広げたい時、例えばφ9をφ11にしたい時で、φ9穴がすでにあいていて11キリを通りたい場合は、11ドリルを取り付けてボール盤で加工します。少し負荷がかかるので、万力で押さえて加工します。
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