マシニングのapcって何?

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apcとは

英語で「オート パレット チェンジャー」といい、その各単語の頭文字をとった略語をいいます。日本語で言えば、「自動パレット交換」になります。
交換指令はMコードですね。

apcの利点は、

  1. 機外段取りが出来て、連続した加工がしやすくなる。
  2. パレットに治具を取り付けたままにする事で段取り時間を減らせる。
  3. 仕事の変化に対応しやすいというのがあります。

ココからは僕のパレットチェンジャーの使い方を紹介していきます。

僕もパレットがある機械を使った事がありますが、1つは横型マシニングで8パレットあり、1工程と2工程と分かれていたり、頻繁にくる品物別にパレットに治具が乗せていました。
最大に使うには、長方形状のタワーみたいな治具を設置して、テーブル回転させて4面加工して、量産に対応する事がイイやり方ですね。

 

立型のマシニングもあり、それは2パレットで一つはバイスを乗せていて、もう一つは何も乗せずフリーなテーブルにしてあり、締め板を使う加工をそちらでしていました。
そうすることで、どんな品物にも対応出来て、急な飛び込み品をすぐに作りやすいからです。
もし2つのパレット共にバイスを乗せてしまい、バイスを使わない仕事がきてしまったら、バイスを降ろす作業から始めないといけないので、それを避ける為にも片方だけにバイスを乗せていました。バイスを2つ共に載せていいのは、確実に100個とかの量産で流せる場合は、いいかと思います。
その場合、1つを機内で加工中に、2つ目のパレットで外段取りを求められますね。

日中に一品加工や加工時間が少ない事をして、お昼休みや帰る前の夜間運転は、自動運転が長い加工をするようにしていました。

パレチェンがある機械は、日中も夜間運転も両方しやすいので、ツール本数が通常の2倍くらいあるのが望ましいです。機械導入時に、パレットチェンジャーを付ける時は、オプションでツール収納本数を最大本数にしておきましょう。そうすることでパレットチェンジャーの機能を最大に使う事がしやすくなります。

バイス作業

テーブル作業

パレットチェンジャーがあるに越した事はないのですが、大型機で例えば、右側にバイスを乗せて、左側に治具を乗せる とかにして、左右に違う段取りをして2刀流にする事も出来ます。これは小さな品物が限定になります。大きな品物がきたら治具を外さなければならないですね。

パレットチェンジャーは不具合が発生しやすいのがあるのですが、テーブル交換の際、止まってしまうのが一番厄介です。テーブル交換速度が速い事に越した事はないのですが、その反面、トラブルも起きやすいので、テーブル交換速度は、設定で遅めにしておくか、機械導入時に作業者に遅くしてもらう設定をお願いして、やってもうらうのがいいです。

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