マシニングのエアカットを解説!どう使うの?

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エアカットとは

実際には加工せず、工具が空を切っている状態。

ワークが取り付いていない、または、Zが上がっていて、ワークの上で空回り運転をしている状態の事です。

どんな場面で使うのか

新規部品で最初の削りが心配な時に、動きを見る時に使用します。

例えばエンドミルで10ミリ深さを削って形状にする時、オフセットでZを11ミリ以上上げて動きをみます。
クランプしている板や治具に干渉するような時は、50ミリくらいZを上げます。

実際、エアカットして良かった事は、Zが上がらず次の位置へ早送りで移動してしまう事があり、失敗せずに済んだ事があります。

ここまでがエアカットの使用なんですが、以後は僕のやり方としての不良対策のやり方を説明していきます。

さきほどのエンドミル10ミリ深さを削る場合ですと、エアカットで問題なさそうなら次は、Zを9.9ミリ上げて0.1ミリ削ってみます。そこで表面が削れてサシかノギスで、寸法を測ってみます。エンドミルの先端はR0.5くらいついているので測定しても0.5ほど削り足りないのですが、問題ありません。測定で問題なければZオフセットを0にして、本番で削っていきます。問題があれば0.1ミリ削れた分、フェイスミルで0.1削って、原点を0.1下げて、同じ事をやり直します。

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