表面粗さとは
僕なりの言葉で言えば、「面の凹凸の具合」です。
面 | 旧JIS記号 | 現JIS記号 | 面のキレイさ | 加工 |
研磨・鏡面加工 | ▽▽▽▽ | Ra0.2 | キレイ | 研磨面、ダイヤモンドチップで加工した面。 |
仕上げ面 | ▽▽▽ | Ra1.6 | ↑ | 仕上げエンドミルの面、フェイスミルの面 |
荒中加工面 | ▽▽ | Ra6.3 | ||
荒加工面 | ▽ | Ra25 | ↓ | ラジアスミル、ラフィングエンドミルの加工面 |
黒皮・削り無し | ∼ | √ | 粗い | 素材のまま |
ちょっと簡単な表ですが黒皮の現JIS記号の「√」は、√の中央に○が入るのだが、文字が無くて、√だけになってしまったのは勘弁。
▽▽▽とかは機械関係者は3発とかって言いますね。
検査方法
検査前は、加工面をキレイにウエスで拭くとかしてから測定します。
面粗度計
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充電式の小さな機械。大きな機械は使った事がない。
歯ブラシ形状で小さなブラシを前後にスライドして凹凸を測定します。
測定時は、動かさないよう注意します。
基本的には、フライス面、旋盤面の目に沿って垂直に置きます。(凸凹が測れるように置く)
扱いは、取扱説明書に書いてあると思います。
Raアラサ標準片
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板に面粗度の値と凸凹面が彫り込んであるプレート。
僕は基準片を爪でひっかいてみて、ひっかかりを感覚を覚えて、ワークで同じように爪でひっかいてみて、同じ程度か感覚で確認します。
扱いは、取扱説明書に書いてあると思います。
面粗度が必要な時
面粗度をキレイにしなければならない時、(▽▽▽の時など)
組み立て時に密着させたい時が多いです。例えばH7穴とか。
平面平行も、板を密着させたい時は表面を凹凸無くピカピカに仕上げる事があります。
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