図面の読み間違いによるミス
図面の書き方は、基本的には機械製図に載っていて、それに則って製図する。
しかしながら、製図する人の特徴や省略などで、図面が見にくくなっている事もある。
そこに、間違いの原因が発生しやすい。
例え、見にくくて理解しにくい図面であっても加工者は、加工していかなければならない。
そこで、僕なりの失敗した事、どう対策してきたかを載せていきます。
失敗事例の紹介
表裏の間違い ~事例①~
内容
正面図で座ぐりが、裏から点線で、描かれているが、表からあけてしまった。
対策
裏面からの絵を紙に書き出す。
感想
設計者は、座ぐり裏からと書いてくれる場合もある。
他にもタップを裏からと表記されているが、表からあけてしまったり貫通穴でなかったを貫通させてしまった事もある。
寸法線が、重なって、穴位置を間違えた
内容
タップと座ぐりの穴が1ミリ違いで、図面が小さく寸法線が重なり、どちらが、どの線か区別しにくく、誤って同じ寸法で加工した。
対策
穴別に、寸法値と穴をマーキングで色分けする。
感想
手書きの図面や細かく寸法線が入っていたり、図面が小さく見にくかったりするが、一応、合っているか第三者を通して確認する事もよいと思います。分からなければ、問い合わせしてみましょう。
左右対称と思ったが違った
内容
穴位置が左右対称であったが、一か所だけ、違っていた。その為、振り分け中心で原点を追っていたので、穴位置が一か所、ずれた位置にあいてしまった。
対策
左右対称に見えても寸法にチェックを入れる。
対称でないところは、赤ペンで寸法値を囲む。
感想
小さく細かい図面ほど、似たような間違いを起こします。
位置が少しだけずれていたら、長孔に変更できないか聞いてみましょう。
寸法値の読み違い
内容
手書きの図面で数字が小さくファックスのコピー図面でぼやけていて寸法値9が8に見えた。
1ミリ違いで寸法不良になった。
対策
正式な図面をもらう。分からりにくい数値は問い合わせる。
感想
その他に間違いやすい手書き図面では、7と1、9と7が間違いやすい。
1と7の違いなら、見た目分かるが、9か7であれば、分かりにくいので、ものサシで、図面を測ってみればいい。1/1倍か1/2倍か、分かりやすい、寸法の所でおおよその何倍かを見て測ります。
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