マシニングの研磨残し代を解説!

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研磨機の種類

研削盤は3種類あります。

  1. 平面研削
  2. 円筒研削
  3. 内面研削

マシニング作業では主に、1の平面研削盤をして、両面を仕上げる事が多いです。四角い形状ですね

2.3は、旋盤加工後が多いですね。

研磨の残し代

マシニングで面を削り、どれくらいの研磨代を残せばいいのかは、平面平行が、どれくらい0に近く出るかによる。それは、段取りだったり、形状の掘り込み量、残りの削り量であったりで変わりますが、おおよその残り代で言えば以下くらいかなと思います。

ワークが40厚、奥行き50、横幅は以下とします。

長さ別、研磨残し代@参考程度に
横幅(mm) 研磨残し代(mm)
10-400 0.1
400-700 0.1-0.2
700-1800 0.2-0.3

これは僕の経験値なので、実際には研磨する職人さんにどれくらい残せばいいかを聞いてみるといいです。

研磨作業

研磨は、回転する円盤状の砥石が研削盤上を左右に動くのですが、切込み量が約0.01くらいづつです。その為、0.1残しの場合は10往復する必要があります。時間がかかる作業になります。

研磨屋の腕や考え方次第なのですが、板の曲がりを考慮して残し代を多くして欲しいと言う職人さんや、逆に残し代を少なくして、作業時間を少なくしたいという職人さんがいたり、様々です。

平面を0にする為に

加工時には以下の事を気をつけましょう

  • クランプを最小限の力で締める。
  • 新品チップを使う。
  • 荒工具と分ける。

バリ、打コンがなき事

平面にバリがあると、研削盤のベースに置いた時、斜めに設置されてしまうので、バリがないようにします。ヤスリやベルトサンダーをしてバリを取った後、最後に、両面に砥石をかけておきましょう。

打コンも同様に、セットした時にワークの倒れが出たり深いキズがあると、残ってしまったりします。

雑談ですが、研磨面は▽▽▽▽とシビアな事が多くて、組み立てた時、板同士が密着して繋げる事が多く、空気漏れ、油漏れがないようにしたいようです。

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