マシニングでキリコの掃除と除去方法を紹介!

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キリコの掃除

掃除方法

マシニングのキリコの除去は、一般的には、テーブル上のキリコをエアーで吹いて下に落として、チップコンベアでキリコバケットに運ばれてチップバケットに入ります。

チップコンベアがないマシニングは、エアーとホウキ🧹で掃除します。集めたキリコは棒付きのマグネットでくっ付けてペール缶に入れます。出来れば、帰る前にキリコを切削液が流れる所まで集めて、朝キリコを取ると切削液がとれて、いいかと思います。

アルミやサスのキリコは、ホウキで集めて塵取りで回収します。バイスの間のキリコは、小さなホウキを使います。その後、余裕があれば、バキュームで小さなキリコを取り除きます。

切削液を出して、テーブルを動かし、キリコを下に落とす方法もあります。センタースルーがあれば、センタースルー用のドリルを付けて取りにくいバイスの間にすれば、キリコを簡単に掃除出来ます。

縦旋盤や5軸でテーブルが回転する機械であれば、テーブル旋回しながらセンタースルーするとキリコが掃除しやすいです。特にT溝の所が。

キリコを分ける

キリコを分ける作業は、キリコ回収業者の為にやります。混合のキリコとして出す事も出来ますが、売値が下がります。

加工者は品物が変わる時、同じ材質ならいいのですが、違う材質になる時、機械内を掃除して、キリコを分別します。キリコ回収業者は、少しくらい混ざってもいいというので、僕は、ホウキとチップコンベアで掃除して、次の品物に取り掛かってました。ある程度、混ざってしまいます。掃除も時間がかかるので、ほどほどの掃除にしていました。

またキリコバケットの底に穴をあけて、切削液が抜けるようにしてました。

キリコの除去

加工中に、キリやタップ、エンドミルにキリコがまとわりついてしまいます。

それを手で取る作業は、ひと手間かかるので、極力キリコがつかないようにしたいものです。

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キリ、タップ

 

ステップ加工をする事で除去出来ます。

1ミリくらいのステップで除去します。1ミリでもダメでしたら0.5にしてみます。

センタースルー用のコレットを付けるとキリコの排出が良くなり、つきにくくなります。

またプログラムの最後に、Zが高い位置で加工するプログラムを作り切削液が出るようにしておけば、切削液がキリコを取り除いてくれる事もあります。これは実際に加工する訳ではないです。

ドリルのキリコを取る動画がありましたので載せておきます。

YouTube動画

動画2

エンドミル

エンドミルは基本的にキリコはつきませんが、ドリルのように突いて加工する時はキリコがついてしまいます。

突く加工をする前に、同じ径か少し小さい径のドリルで穴あけをしてからエンドミルで突くとキリコが玉のような塊が付きません。それでも少しキリコが付くので、加工終了時にそのエンドミルが主軸に出てきて終わるようにして、キリコが付いていたらエアーで取ります。

ワークのキリコ

ワーク穴のキリコ

加工終了後に、穴にキリコが沢山入ってしまっている場合があります。ドアを半分閉めてエアーでキリコを飛ばすのが普通ですが、少し手間です。そんな時は、加工時に使ったドリルで穴加工を空運転するとキリコが取れます。送りを1とかにして早送りに近い状態で、底面がある時は1ミリくらいZをあげるプログラムにします。

ワーク上面のキリコ

エアーで飛ばすのが一般的。機械でエアーが出ればそれもいいです。

 

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