機内測定
工具長測定台
機内に設置されている工具長測定器があり、工具登録してある工具を呼び出して、自動計測をします。機械によりますが、工具長は1/1000まで測定出来ます。
フェイスミルなどの径が大きいものは、どれかの刃が計測台に当たるように、近くまで接近させてから半自動で測定をします。
ベースマスター
テーブル上か、平行な面にベースマスターを置いて工具長を測定します。
やり方は、
- ベースマスターを置くテーブル上などの平行な場所に砥石をかけます。
- テーブル上にタッチセンサーを当てます。その機械座標からベースマスターの厚み分(例えば100)をZを上げた所に、現在地座標を100にします。
- 測定したい工具を呼び出して、ベースマスター近くまで早送りで接近させた後は、パルスゆっくり近づけます。
- ベースマスターに当たって、ピッと音が鳴り、ランプが光る所の現在地が工具長になります。1/100でパルスを当てましょう。
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BIGのベースマスター
レーザー測定
レーザー測定は0.07くらいの誤差があると思います。
レーザーの傾きによるものかもしれないですが、僕の経験では、フェイスミルなどの工具径が大きいものほど、誤差は大きかったと思います。
レーザー測定は、たまに大きな誤差が生じます。切削液がポタポタこぼれながら測定してしまったりすると誤認識してしまうのかもしれません。
2020年以降の新しい機械には、レーザーが多いかと思います。
機外測定
ツールプリセッタ
投影機を使って工具の影を映し出して、工具径と工具長を測定します。
基準バーがあって、それに工具径と工具長を合わせてから測定を行います。例えば長さ300ミリの径が40とかの基準バーがあり、それにメモリを合わせます。
測定後は、印刷して、工具にセロテープで貼り付けておきました。
ツールプリセッタは工具径も測れるので研磨したエンドミルやボーリングバーの径の調節をする時、裏面取り工具を測定する時は重宝します。
サシ
これはほとんどやらないし、やらない方がいいですね。
過去やったことがあるのですが、測る時はブロックにドリルの先端を置いて工具を垂直に立てて工具のツバの部分から工具先端までを300ミリのサシで測りましたが誤差が大きかったので、貫通穴のキリでしかやった事がないです。プログラムも深くしていました。
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