マシニングでのバイスの取り付け方や治具を紹介!

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バイスに品物を取り付ける

バイス自体を機械に取り付ける方法は、マシンバイスの取り付け方と浮き上がり防止策の記事を参照して下さい。

この記事は、バイスに品物を取り付け固定させる方法を紹介していきます。

応用編は、バイスのフライス加工を事例を入れて紹介!の記事を参考にして下さい。

平行台の選定

平行台は別名、パラレルキー、正直台、と言ったりします。

平行台の選定は、バイスの口金より少しだけ出る程度にします。

例えばバイスの口金高さが50ミリ、品物の厚みが10ミリとします。

その場合の平行台の長さは、口金上面と品物上面が同じ高さになるのが40になります。

ハンマーで叩く事もあるので、口金より少し高い位置の41~にします。最大で49の平行台までですが、くわえが少ない程、弱いクランプ力なので、品物の半分以上はくわえるようにします。41~44くらいがいいかと思います。その時持っている平行台のサイズで41~44くらいに合うサイズを選定します。

Yの原点入力でタッチセンサーが品物に当たらないようでしたら、先にバイスの固定側にタッチセンサーを当ててYのみ原点を出しておきましょう

工具干渉を避ける

フライスカッターで削る分、品物をバイスより高くしておくのは、いいのですが、面取り加工を入れる場合、面取りの干渉が起きる事があります。面取りはフライス面より下がった位置まで下がるので。工具経路チェックなどで、面取りが下がるZの位置を確認して、平行台を使います。
フライス、面取りが干渉しない、ギリギリの高さで品物を取り付けます。出来るだけ大きな面積でくわえる事でクランプ力が強くなります。

また平行台は、キリの貫通穴で干渉する場合は、品物に当たる面側が細くなっているのを使用するといいです。

ハンマーで叩く場合

厚みに公差がある時、はプラスチックハンマーで上面を叩き平行台を固定させます。

逆に叩かない時は、平行台をバネやマグネットで固定させます。

品物中央に力がかかるように

品物をバランス良く力がかかるようにバイスでクランプします。

形状的に曲がりが出てしまうのがダメなときは間に緩衝材のようなものを入れます。

側面を削って幅決め

品物をバイスの口金より、少しだけ出して、側面をエンドミルで削り横幅の寸法を決める事が出来ます。バイスの口金の幅より大きい時ははみ出て、出来るのですが、口金の幅より小さい時は、左右のどちらかに偏ってしまいますが、品物を口金より出します。

削る際は、平行台に干渉しないよう注意して下さい。

黒皮は銅板を挟む

黒皮は、凸凹しているため、安定的なクランプをしません。

それなので、品物の間に、銅板またはアルミの板を挟みます。

正面フライスで削る時、銅板も一緒に削ってしまわないように、注意します。

黒皮の皮が厚い場合、先にグラインダで落としておきましょう

口金を高くする

品物が大きくてバイスの口金より高い時は、口金を交換します。

口金にある4か所のボルトを外して交換します。

標準の口金より15ミリくらい?高くなります。

口金が高いサイズは取説に書いてあり、別売りな事が多いですね。

油圧をかけず

バイスのハンドルが取り付く部分に、黒いカラーの輪があり、そこを押すと油圧がなくなります。

クランプ力を弱めたい時に使用します。M3のタップ加工のみとか、クランプで品物が曲がってしまう時などです。

逆に引っ張ると油圧がかかるようになり、たいていは、3段階の油圧が変更できます。

円形をつかむ

丸物は、Vブロックを使用してバイスでつかみます。

ただし、荒加工に限るかと思います。

平行台が効く位置に丸材を置いて、両側をVブロックで挟むのですが、平行が出ないし、Vブロックのクランプ跡が残り、品物が少し浮き、クランプ時に少し動くので、すでに穴などがあり、位相の位置が出ません。それなので、上面削りと穴あけくらいですね。

突き当てて量産品に対応

側面に突き当てをする事により、2個目以降を原点だしをせずに加工出来ます。

バイス側面にM10くらいのタップ穴があるので、そこにボルトを入れて、コの字形の形状で品物に当てます。ただし、弱い段取りなので、強く当てると付きてが動く事もありますので注意を。

バイスが2個並んでいたら、1個のバイスからキー材をくわえて、品物側面に当てる事も出来ます。

正面フライスがある時、突き当てに干渉しないよう注意して下さい。

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治具を使用

バイスと治具の組み合わせにより、加工範囲が広くなります。別記事にて、書いてあります。

治具ベース

バイスでくわえられない形状や大きさの時は治具ベースを作成します。

バイスに治具ベースをのせて、治具は品物を固定して加工します。

治具は前もって、品物を置いた時、位置決めを兼ねて原点と平行出ししやすいように、ピン穴をX方向に2か所と、Y方向に1か所あけておきます。

治具をセルフカットし治具上面の平面平行を出しておきます。

口幅を広くする

バイスの口が開きは限界がありますが、それ以上に開きたい時は、バイスの上面にあるタップ穴にブロックを取り付けます。ブロックは座ぐり穴をあけておきます。固定側と稼働側は中央の一か所しかタップがないので、ブロックの平行だしをピックでやった後は、しっかりと、パイプを使用して締めます。またはセルフカットしてもいいかもしれないです。

その他の方法

他にも色々なやり方があるので、以下の記事にて紹介してありますので、参考にして下さい。

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