インデックスとは
マシニングのテーブルに置く、回転する円テーブルです。
治具を取り付ける事によって、360°のどの角度でも加工出来ます。
立形マシニングや横マシニングに設置される事が多い。
インデックスを使った加工
円形状
エンドミルを回しながら、同時にインデックスを回転させて、円形状にする事は可能です。
段取り的に弱いので、切込み量、送りは遅めにします。
チャックでつかんでいる所は、バイスを使って削り飛ばします。
または、段付きの円を作成します。
4面加工
4面加工がある場合、インデックステーブルを使う事で、一回の段取りで、4面加工が出来ます。
黒皮から4F材にも出来ますし、材料を回転させて、五角形、六角形も出来ます。
段取り
旋盤で使われているチャックを取り付ける事によって丸物形状に対応出来ます。
治具の取り付けは、インデックスのT溝に入る座ぐり穴を作成して、取り付けます。
多数個取り
治具を取り付ける事で多数個取りが可能です。
単純に4角い治具であれば、4面に段取りをする事が出来ます。
テールストックであれば、無い時の約2倍の重量の段取りが出来ます。
芯出し方法
円形状
円の品物の治具は、実際に品物を掴み、ピックで頂点を出して、品物を回して、ピックの振れをみて、上下に治具を調節して、0になった所で仮締めして、また振れるので再度、回転させて、ピックで0になるように、治具をハンマーで叩いて、0の所で本締めします。
円形状の品物であれば、横穴が無ければ、そのままチャックに取り付けて、段取り出来るので、楽です。
芯だしは、品物を取り付けて、タッチセンサーでYは2点間中心を出して、XとZは、一点当てて終わります。自動原点入力でプログラミングしておくと便利です。
四角の形状
四角い治具や形状は、横の一面を削っておき、そこからピックで通りだしするようにします。
通りだしが出来たら、その角度をプログラムに書き込みます。
品物は形状に合わせて、ピンを治具に差して通りだしするようにします。
インデックスを扱うメーカー
2つのメーカーが有名です。バイスも売っているメーカーです。
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