お勧めの工具
色々なメーカーと工具がある中、どの工具が安くて、効率よくて、品質がよくて長持ちするのかというのは、ほとんどの人が分かっていません。
僕の経験で、お勧めの工具とメーカーを紹介するので、この記事を参考に、検討してみて下さい。
エンドミル
エンドミルは基本的には超硬を使用します。ハイスは、径が特殊なφ10.1とかの場合に使用しています。超硬は値段が高いが切削スピードが速く、ハイスはその逆です。ハイスは超硬の半分以下の能力と値段と思ってもらえればいいかと思います。
エンドミル
お勧めメーカー
- NSツール
- ミスミ
- 岡崎
- ダイジェット
- 五光社
NSツール
リンク安いのが特徴。ラフィング、仕上げエンドミル、双方いい。
径の幅も豊富。波長も長いのがあります。
ミスミ
安いが、ちょっと種類が少ない気がします。
10本まとめて注文すると安くなったりするので、まとめ買うのが良さそうです。
ラフィングなどで使い捨て工具にする場合は、良いかもしれません。
岡崎
安い。
エンドミルメーカーなので、種類も多い。長い工具もあります。
ダイジェット
高いとは思うが、硬い材料を加工する時は、ダイジェットの工具がお勧め。
硬い材料で繰り返し品の場合で安い工具を使って、すぐダメになって、交換していると、手間暇時間がかかるので、ダイジェットの工具で、一回、工具を取り付ければ、それで終わりというようにしたい。
五光社
東京を拠点とする工具商社。
販売は関東に限るのだが、安い。
問屋を通さず、直売店なので、安く出来る様子。
径の幅は限りがある。
先端交換式エンドミル
お勧めは、タンガロイ。他、OSG,三菱、イスカルなどあるが、タンガロイの先端交換式エンドミルは、波長が長いのがあります。
一本、ホルダを購入しておけば、スパナで交換。面取り、センタードリル、などの交換もサイズによるが交換が可能。
余談だが、エンドミルを交換している作業は時間がかかるため、工具をエンドミルチャックに取り付けたまま交換している方が楽でよく使う工具は固定工具にしている方がいいので、交換式エンドミルはお勧めします。
ドリル
ハイスドリル
- ミスミが安い。10本売り?何本か忘れましたがまとめ買いが安かったです。
- OSGのゴールドドリル。
- ナチのドリルは0.01刻みで販売されています。
超硬ドリル
超硬ドリルは、正直言って、使う事がほとんどないので、お勧めメーカーは分かりませんが、OSGが無難なのかなっと思います。
チップ式
チップ式であれば、住友のスミドリルかサンドビックのスーパードリル。
- 住友:スミドリルは、安いし、チップが外刃と内刃の双方使えます。スミドリルが、無難な気がしています。穴径が+0.04くらい大きくなる
- サンドビック:スーパードリルは値段が高く、チップが外刃と内刃が、別々な形状な為に、チップを2種類買わなければなりません。
- タンガロイ:チップの厚みがあり、強い。穴が0.15ほど大きくなる。
ちなみに、工具入れるホルダーは、聖和のサイドロックが良い。
聖和は小さな会社で女性社長であるが、品揃えと安さはイイと個人的には思う。
先端交換式ドリル
お勧めはイスカルのスモウカム。これは有名です。
先端交換が簡単で早くて楽。
フラットドリル
- ナチのドリルがいいと思います。
- OSGもありますが、ちょいと高い気がしています。
- 五光社のフラットドリルが安いですが、径の幅に限りがあります。関東に限る。
座ぐりドリル
イスカル:チップ交換式の座ぐりであれば、イスカルのスモウカムシリーズ。径幅が同じなら、フラットでない先端118°のチップに交換出来ます。下穴が空いてなくても加工出来ます。
OSG:OSGの座ぐりもお勧めですが、下穴が空いていないと、加工出来ません。これはキリコが絡まらないのが特徴の様子です。
タップ
OSG
Aタップがよいです。どんな材質も加工出来ます。SUS用タップもあります。
1Pもあるので、遊びを少なくしたい時は1Pを使うといいでしょう。ただ1Pだと小径タップは折れやすい
やや硬いのに良し
センタードリル
センタードリルは先端90°のを使用した方がいいです。
その理由は面取りも兼ねたモミツケを出来るからです。
メーカーは
- タンガロイのタングマイスター
- BIGのセンターボーイ
タングマイスターは先端工具を色々変えられるので、他の工具でも使えます。
BIGのセンターボーイは、先端チップ交換時、レンチで横から小さいネジで止める作業が時間がかかります。
ナイスカットのもみつけ兼ねた面取りもありますが、面取りがすぐ返りのバリが出てしまい、チップ交換が裏からレンチで回す方向を逆にしないように注意したりするので、ちょっと扱いにくさはあります。。
面取り
お勧めはタンガロイの面取り。径が大きいので、大きな面取りが出来ます。
チップの値段が高いのが難点。
リーマー
- EIKOのエンド刃付きリーマー 量産品には、摩耗しにくいが、深く入れないといけない。10ミリくらい。
- イスカルのバヨリーマー スピードが速い。先端交換式
- 日研のリーマ 一般的なリーマーが売られています。
ボーリング
日研のボーリングがデジタルなメモリの為、見やすい。
径調節の回す方向が、一般的なボーリングとは違って逆で、時計回りがマイナス、反時計回りがプラスだったと思います。
カッター
三菱のカッターのチップは、最大表裏16コーナー使えるチップがあるので経済的。WSX445は表裏8コーナーだが良い
ナイスカット NTタイプ これは仕上げによいです。他メーカーのダイヤモンドのチップも取り付けられる
ラジアスミル
チップに厚みがあり強い。
研磨工具
チップ式でなければ、ほとんどの工具は研磨出来ます。研磨する事で使い回しが出来て、経済的に活用出来ます。
研磨方法は、研磨屋に依頼するか、自分でグラインダで研磨するかです。
ドリルの研磨はドリル研磨機があれば、よい。
先端交換式ドリルでも研磨出来るのもある。イスカルのスモウカムは研磨出来る様子です。
エンドミルの研磨は、径を減らすよりも、先端10ミリほどカットしてしまうのがいいです。波長は短くなりますが、径が変わると、補正を入れるのが、面倒であったり、忘れたりしますから。
リーマー、タップの研磨も出来ますが、使い捨てた方がいい気がします。
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