Gコードのプログラム例
穴加工の例を紹介します。
M10*1のタップ加工プログラム例
加工手順は
- モミツケ
- 9穴
- M10
です。最初だけはGコード右に説明文をいれておきます。
- G91G28Y00Z00 工具交換位置に機械座標を移動させます。
- T05M06 工具交換します。
- M01 オプショナルストップが入れておきます。
- T12 待機工具
- M01
- N05(POINT PAI-2) モミツケのタイトル
- T05G90G00G54G43X00Y00Z50.H05 最初の位置決め
- S1500M3 回転させます
- M8 切削液が出ます
- G90G81R3.Z-2F150L00 ドリルサイクルでもみつけします。位置決めは飛ばします。
- M98P6 サブプログラムで、座標は、移動します。
- G80M09 ドリルサイクルキャンセルし切削液ストップ
- G90G00G49Z100.M05 Zが上がります
- M00
- T12M06
- T23
- M01
- N12(PAI9D) 9の穴あけのタイトル
- G90G0G54G43X00Y00Z50.H12
- S1500M03
- M8
- G90G81R3.Z-15F150L00
- M98P6
- G80M09
- G90G49G00Z100.M05
- M00
- T23M06
- T00
- N21(M10XP1) M10のタイトル
- S200M03
- M08
- G90G84Z010.R3.F1L00 Fとピッチは同じになる。
- M98P6
- G80M09
- G90G49G00Z100.M05
- G91G28Y0Z0
- T00M06
- M01
- M30
- O6
- G90X10.Y-10.
- X20.
- X30.
- X40.
- M99
こんな感じになります。
繰り返しのドリルサイクルをサブで座標を指定して、その位置に穴加工するようにしてあります。
長穴のプログラム例
加工手順は
- モミツケ
- φ9穴
- 8EM
の順です。
1~27行までは👆のM10タップ加工と同じになります。
- G91G28Y00Z00
- T05M06
- M01
- T12
- M01
- N05(POINT PAI-2)
- T05G90G00G54G43X00Y00Z50.H05
- S1500M3
- M8
- G90G81R3.Z-2F150L00
- M98P6
- G80M09
- G90G00G49Z100.M05
- M00
- T12M06
- T23
- M01
- N12(PAI9D)
- G90G0G54G43X00Y00Z50.H12
- S1500M03
- M8
- G90G81R3.Z-15F150L00
- M98P6
- G80M09
- G90G49G00Z100.M05
- M00
- N13(PAI8EM)
- G90G0G54G43X00Y00Z50.H13
- S1500M03
- M8
- X30.Y30.
- M98P6
- X-30.Y30.
- M98P6
- X-30.Y-30.
- M98P6
- X30.Y-30.
- M98P6
- M09
- G90G49G00Z100.M05
- M30
- O6
- G90G0Z5.
- G01Z-12.
- G91G01G41D13Y5.F100 イニシャル点に変更させて工具径補正を入れます
- X-5.
- G03Y-10.R5.
- G01X10.
- G03Y10.R5.
- G01X-5.
- G40Y00 径補正キャンセル
- G90G00Z50.
- M99
位置決めした所で繰り返し長穴の加工をします。
暖機運転プログラム例
- S500M3
- G0G28Z00
- Y00
- X00
- G01G94X-1000.F5000
- Y-500.
- Z-200.
- M99 繰り返しにする。
プログラムひな形
プログラムのひな形さえ作ってしまえば、作成時にそれをコピーして貼り付ければ簡単に作成出来ます。どれも基本的には、次のGコードが元になります。
- G90G0G54G43X00Y00S1500M03
- G43H@Z100.M8
- 加工内容
- 加工内容
- G90G49G00Z100.M09
- G91G28Y0Z0M5
上記のGコードは、出来れば暗記してしまうと楽です。特に技能検定を受けるのであればなおさら。
またタップ加工はM3~M20くらいまでよく使うので、それもひな形を作っておくと便利です。(もみつけ、ドリル、面取り、タップまで)
プログラムの本はコチラを参照
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