点加工
点加工の形状パターンを解説していきます。
形状を作成した後は、形状チェックボタンを押して、図面通りになっているかチェックしましょう。
点
- 一点のみの位置を入れます。
- 多数の穴があり、不規則な並びの時は、点で一か所づつ入力していきます。
- またZ深さが一か所だけ違う時、Zの値を-3として、使ったりしています。
列
- 等間隔でピッチがある時は、列、四角、格子を使った方がいいです。
- 列は、名の通り直線上に点を入れていきます。角度と多数穴がある場合は、大変便利です。
- 方向的には、X軸のプラス側が0度、マイナス側が180度。Y軸のプラス側が90度、マイナス側が270度です。反時計回りがプラスです。時計的に見たら3時の方向がXプラス、12時の方向がYプラスって感じですね。
- XY軸の原点0から離れていく方向にピッチ数をプラスで入力します。
四角
- 四角は文字通り、ピッチが同じで四角い形状上に穴がある時に使用します。
- XY軸と回転のプラマイ方向は上の「列」で解説したので省略します。
- 開始点XYを最初に入力して、その点に対して、AN1がX軸に何度傾いているかになります。AN2はそのAN1に対して、さらに何度傾いているかを入れます。
- 経験的には、AN1が0度で、AN2が270度(-90度)の場合が多いです。
- ひし形形状であればAN1が45度でAN2が90度ですね。
- T1はAN1のピッチ、T2はAN2のピッチを入力。
- Fはピッチなので0で入力
- MはAN1の穴数、NはAN2の穴数。
- Pが四つ角の加工の有無。ほとんどの場合はするので0を入れます。
- Qは始点の加工の有無で、これも、する事がほとんどなので0。
- 1であれば位置決めだけして、次の所へ移動し加工開始します。
- 座付き穴やタップで四つ角を加工するとき使ってます。
格子
- 格子は四角と似てますが、違います。
- 四角は外側にある線状の同ピッチの点の位置を作っていくのに対し、格子はさらに、四角の内側の同ピッチの点も作ります。
- 作成は、四角と同じ要領です。
四角の場合
格子の場合
格子は中央にも穴があり、行と列をかけた穴数になります。上の写真の場合では5×4=20 20個の穴があります。
円
- 円は、指定したXY座標を中心とした円線上に穴がある時に使用します。
- AN1が角度、T1が半径、Mが穴数です。
- 図面表記はPCDで表されている時、円を使っていますが、PCDは直径表示に対し、入力数値は半径な所に気をつけてください。
- 一か所の穴で角度がある時、この円を使ったりしています。
- 円と同様に半径値で入力。
- アプローチはイニシャル点で円の中心から移動してからになります。
- 円の中心に穴はあかない。
弦
- 弦は、円が作成できれば、簡単です。
- 円でピッチ角度が違う時に弦を使用しています。
- 円線上の角度がある一個のみの穴の時も使用しています。
- 25度とか半端な時に使用。
次の記事は線加工を解説していきます。
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