マシニングセンタの基礎知識と基礎用語

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マシニングに置いて最低限、これくらいは知っておきたい知識を載せておきます。

参考にして下さい。

基礎用語

用語 意味
もみつけ ポンチを打つ事。ドリルで穴あけ前にセンタがズレないようにする
キリ ドリルの事
面取り Cで表す。C1なら縦横1ミリ。
糸面取り C0.2の事
高送り 高速回転をさせて、早く送る。チップを使った加工が多い
パラレルブロック 別名、平行台、正直台、バイスで高さを上げる為に使う。
早送り G00のGコード。早いスピードで機械が動く。
切削送り G01のGコード。切削送りで動く。速度はFで指令する。
バリ 加工すると面の淵に作られるササクレのようなもので、手が切れる
フルバック フェイスミルの一種でチップ式で角度が90°程
クワトロミル フェイスミルの一種。チップ角度が45°程
正直台 バイスにワークを置く際、高さ調節するブロック。別名、パラレルブロック、平行台、
Gコード 準備機能。機械を動かす為のコード。
Mコード Gコードを補助する機能を持つコード。
ヘリカル切削 螺旋階段のように、Zが下がりながらXYが回る動き。
公差 決められた寸法範囲の事。
幾何公差 平行度、直角度、円筒度などある。3次元測定器で計測する事が多い。
面粗度 面粗さでRaや▽▽で表記される。Raは数値が大きい程、粗くてよい。▽は一発、▽▽は二発といい、▽が少ないほどと粗くてよい。
超硬 一般的に工具はハイスと超硬がある。超硬は硬くて、切削条件を上げやすい
フルバック 正面フライスの事。面削りをする。
ラフィングエンドミル 荒加工用にエンドミル。刃がギザギザしていてノコギリの刃のような形状
スパイラルタップ 形状はらせん状でギザギザしている。止まり穴に良い。キリコが上に上がる
ポイントタップ 先端が尖っていて、スパイラルタップより構造的に強い。貫通穴に良い。キリコが下へいく。
ノギス ワークを挟み寸法を測定する器具。0.05~0.1ほどを測れる。
マイクロメータ ノギスより精度が高く測定できる。0.01~0.005程の精度。
座グリ穴 段付きの貫通穴

 

GコードとMコード

GコードとMコードについて、必要最低限の覚えておくべきコードを載せておきます。

Gコード
Gコード 意味
G00 早送り
G01 切削送り。送りはFで指令。
G02 時計回り
G03 反時計回り
G90 ワーク座標系からの移動
G91 今いる位置からの移動。
G81 ドリルサイクルの一つ。ステップする事なく底までいく。送りはFで指令。
G84 タップサイクル。送りFと回転Sが同期します。帰りも同様。
G83 深穴サイクル。R点まで上がって切り込んでいくのを繰り返す。
G73 ドリルサイクルの一つ。ステップしながら、穴あけをする。
G98 ドリルサイクルで、先頭に入れる事で、イニシャル点まで上がり次の穴へ移動。
G99 ドリルサイクルで、先頭に入れます。R点まで上がって次の穴へ移動します。
G41 径補正する
G40 工具長をキャンセルする。
G43 工具長補正する。
G54~G59 ワーク座標系

 

Mコード
M01 オプショナルストップ。操作盤のオプショナルストップをONにしておくと、止まります
M00 プログラムストップ。機械が、その場所で止まります。
M30 プログラムエンドして、最初に戻って止まります。
M98 サブプログラム呼び出し
M99 サブプログラム終わり
M8 切削液を出す。
M9 切削液を止める
M3 時計回りに主軸が回転する。
M5 主軸回転が止まる

ドリルサイクルの例

  • G54 G90 G00 X00 Y00 S1500 M3
  • G41 H1 Z50.M8
  • G98 G81 R3.Z-20. F60 L0
  • X10.Y10.
  • X-10.
  • Y-10.
  • X10.
  • G80
  • M09
  • G90G49G00Z100.M05
  • G00 G91 G28 Z00

Gコードプログラムについてはコチラの記事を参考にして下さい。

マシニングの基礎本

参考本をコチラの記事を参考に載せておきます。

周速の計算

周速、回転数、送りについてはコチラの記事を参考にして下さい。

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