金属のサビについて
金属のサビは、酸素と結合し酸化する事でサビます。
また空気中には水蒸気も含まれており、水H20は、酸素と水素の結合です。鉄と水が触れる事で酸化が起きてしまいます。
海風は、塩分があり塩分は、水を含みます。その水が金属を酸化させてしまいます。その為、海沿いの金属は酸化しやすいです。
サビない金属にSUS、ALがあります。サスは、表面に不動態皮膜を作り酸化を防ぎます。アルミは酸化被膜を作るので、もう既に酸化してしまった膜を作ってしまいます。
ちなみに大工は逆に釘にツバとつけて、打ち込む事でサビさせて、抜けにくくするという技を使うそうです。
防サビ対策
- 密封
- 密封する事で空気と触れる事を防ぎます。
- ラストコート、556
- さび止めを表面に吹きかける事で酸化を防ぎます。
- 556
- メッキ
- メッキも同様に空気と触れる事を防ぐ表面に膜を作ります。
- 水を拭く
- 加工後はすぐに、切削液を拭きとるのがよい。切削液自体も防さび効果があるが、濡れっぱなしは、酸化の原因になりますい。
- 長期休暇のお盆
- お盆の時期は湿度が高く、長期間ワークを放置しておくと、サビてしまう事が多い。ワークも機械摺動面、主軸周りもさび止めをしておきましょう。
- 鉄を錆させる鉄バクテリアの最適生育温度は35~40度だそうです。
- 高い位置
- 低い位置は湿気がある為、サビやすいです。高い位置で棚の中に入れる事できればよいです。
錆てしまったら
錆を取るのはスコッチブライトで擦ればとる事が出来ますが、ワークにサビの跡が少し残ります。
錆止めスプレーをしながら擦るのがいいです。
それでダメなら、0.03ほど削るしかないでしょう。
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