どうすれば生産性が上がるかを僕なりに考えてみました。参考にして下さい。
購入品の仕入れ
購入数を多めに
エンドミルやドリル、チップ、切削油などの消耗品は、一度に、2個以上買ってしまいましょう。
そうする事で、毎回、申請する紙に書く時間を減らします。
ミスミのドリルは10本買う事で少し値下がりするのもあります。
切削油の18Lの缶も2缶以上の注文で、送料を減らせます。
ドリル、エンドミルは、破損、摩耗する事もあるので、常に予備はあった方がいいです。
チップ式、ヘッド交換式にする
ドリル、エンドミルはチップ式にしてしまうのが良いです。
スミドリルやラジアスミルとかですね。
チップ式に出来ないのは、ヘッド交換式にします。
12以下のチップ式ドリルはないので、よく使うドリルはヘッド交換式にします。@イスカルのスモウカムとかに。
コーナーRが10以下のチップ式のエンドミルは無いので、ヘッド交換式にします。@タンガロイのタングマイスターとか。
メーカーのイベントに注意しておく
工具購入に当たり、メーカーがイベントで半額とか、ヘッド購入でホルダーをプレゼントとかやっています。これは滅多にない機会なので、ぜひ活用したいですね。
商社がパンフレットをもって来たり、商社に声掛けしておけば、イベントのチラシをもってきてくれます。
加工で生産性を上げる
量産品を作る
基本的に、試作でないのなら、一品料理は避けるべき。
量産品にする事で、段取りを減らす効果を狙います。
例えば月10個作っていたものを、治具など作って、1年間分の120個作るようにしてしまいましょう。そうする事で、年間12回分の段取り時間が減ります。在庫を持つという事にもなります。
材料手配を多めに他部署にお願いする必要があります。
在庫生産は、機械加工においては生産性は高まるのですが、個数を管理するという反面もあります。
面取りを入れる
面取りは一品料理でしたら、手でヤスリやベルトサンダーで取るのが速いですが、4個以上になると、面取りを入れて機械でしてもらう方が楽になります。極力、段取りで向けた面の面取りはしてしまいましょう。
設計変更してもらう
設計変更は、許可が必要になります。例えば客先だったり、社内では組み立てだったりですね。
僕の考えている設計変更はタップの下穴に合わせて、全ての穴を変更してもらう事です。
タップの下穴径に合わせて、穴、座ぐり穴、リーマー径を設計変更してもらいます。
例えばM16下穴は14.2なので、φ14穴や座ぐりの穴がφ14とか、14.2に設計変更してもらいます。
M8下穴6.8も同様に座ぐり下穴7を6.8に変更してもらったりφ7リーマーの下穴にも使えます。
それらもイスカルのスモウカムがお勧め。ヘッド交換することで、径を変更出来ます。
例えば本体が同じでチップ幅φ6.5-φ6.9。
コメント