主軸の検査方法
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主軸の振れ
主軸工具は、テストバーを取り付けます。
主軸を回転出来るように、クランプフリーにします。
次にバイスの上など安定した所にマグネット付きのピックテスターを置いて、テストバーに当てます。当てる時は、テストバーの円の頂点に当たるようにします。
頂点に当たったら、手でテストバーを回してみます。一番小さい所をピックの0にして、どれだけプラスに振れるかを見ます。長さ200くらいの所で0.02くらいの振れなら問題ないと思います。
主軸の倒れ
機械をぶつけてしまうと主軸が倒れてしまい、テーブル面との垂直がでなくなります。
テーブルとの垂直度合いを見る方法は、以下です。
テーブルをキレイにします。または、治具ベースなどでセルフカットした治具をテーブル上に載せます。
主軸にマグネットがつく工具を取り付けます。主軸をクランプフリーにして手で回せるようにします。
マグネット付きピックテスターを主軸工具に付けます。
ピックをテーブルまたは治具ベース上に当てて振れ回してみます。
出来るだけ径を大きくして回りたいのでピックのアームを伸ばして回します。
約φ500ミリくらいで回れるといいですね。
回してXYの方向でどこが低くて高いかを知る事が出来ます。
振れによる加工の影響
主軸が触れていると、リーマー加工時にリーマー径が大きくなります。
主軸の倒れがあると、フェイスミルやエンドミルで面を加工する時、その倒れている方向に若干の段が出来ます。(一発でひいてしまえば、問題ないですが)
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