マシニング・マザックのマザトロールプログラムの使い方(単動)作成例の応用編②

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単動について

マザトロールの単動は、講習会に行ってもトレーニングコースにその内容は入っていません。

単動は、主にGコード、Mコードの役割をします。

マザトロールではしない、変わった動きをしたい時に役立つ機能です。

ココでは、僕なりの単動の使い方を解説しますので、ぜひ、参考にしてみてください。

単動で位置決め

単動で、自分の任意の位置に持ってきます。

例えば、締めかえる時やタップ油を塗りたい時、MコードでM9を入れておきます。

そして、締めかえる作業がやりやすい位置、油を塗りやすい位置に単動で来るようにXを決めておきます。MコードはM0を入れます。

G91 G28 G0 X-600 Y0 Z0 M0

こんな感じですね。ネクサスの機械であればMコードでM152(段取り位置)でもいいかもしれません。

単動後にエンド

キリコが工具に絡まってしまい、その工具を最後にもってきて、終わらせたい時があります。

そうすることで、キリコの絡まりを段取り時に、一緒にエアーで取り除く事も出来るからです。

単動でGコード、Mコードは何も入れず、その工具だけを指定しとくだけでいいです。

位置決めしたい時はGコードと一緒にXYも入れておきます。

プログラムエンドのユニットでも位置決めは任意の位置に指定できますが。

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単動でブロックスキップ

ブロックスキップとはGコードで使う用語で、その行を飛ばして、次の行へ移る事をいいます。

最新のsmoothであれば、コントロールアウト設定、コントロールアウト解除でその役割を果たします。

単動をうまく使ってユニットを飛ばす例を説明をします。

まず、下の表を見て下さい。

単動でエンドするかしないか
Uno ユニット No Mコード
25 ポケットミル 11
15
17
26 単動 12 M30(M01)
27 ポケットミル 13
28 エンド
緑色のマーカー部分のUno26単動でM30にしておけば、プログラムは終わる。
Uno26単動でM01ならUno27(No13)へ移動し、Uno25(No15とNo17)を加工してプログラムエンドします。
単動のMコードと優先Noをうまく合わせて作る事が出来ます。
荒引のみで自動運転遮断したい時に、単動のM30にしておき、翌朝にM01に戻します。
その様子を写真で撮ってのが👇です。

単動でM1

単動でM30

主軸工具なし

単動で何も工具を入れなければ主軸工具が何も付いてない状態にする事が出来ます。

ピックで測定したい時に使用してました。

単動で暖機運転

単動で暖機運転プログラムを作成して動かしてみる事も可能です。

単動で暖機運転を作る、参考の表
単動
G1 G2 データ1 データ2 データ3 データ4 M/B
0 500 M3
91 28 Z0
91 28 Y0
91 28 X0
1 94 X-1000 F0.1
Y-500
Z-200
エンド 連続1

動きを数行にして、XYZが小さな範囲でゆっくり動き、主軸が回転するようにしときましょう。
エンドユニットに「1」を入れて繰り返し動くようにします。

単動で円弧の面取り

単動で円弧の動きでZ方向に動かしてみる事も可能です。φ4面取りで虹を描くような動きをします。

単動で円弧を作る、参考の表
単動 面取
G1 G2 データ1 データ2 データ3 データ4 M/B
0 X-10 Y0 Z100 500 M3
Z-3 M8
G18 F0.1
G3 X-10 Z-3 K-20 R20
G17 M9
G0 Z50 M5

G18がX-Z変換です。KがX-Z変換時の円弧の動きになります。G17がX-Y変換です。

単動でヘリカル切削

コチラに載せておきます。参考にどうぞ

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