タップの種類を用途別に違いを解説!

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タップは以下の5種類あります。

  1. スパイラルタップ
  2. ポイントタップ
  3. 管用タップ
  4. ハンドタップ
  5. ロールタップ
  6. プラネットカッター

種類別に解説していきます。

スパイラルタップ

説明

スパイラルタップは、キリコが上へ上がっていく為、止まり穴の加工時に向いています。形状が螺旋状になっていて、剛性が弱い為、硬い素材や小さなタップや深い穴は折れる事がある。
深い用のタップ、硬い用のタップは売っているので、商社に聞いてみて買うのがいいです。
個人的にはOSGのAタップを勧めます。
食い付き部のPは2.5Pほどがいいです。1Pもありますが、折れやすい傾向にあります。

ポイントタップ

説明
ポイントタップの特徴は、通し穴に良いという事です。キリコが下へ行くので、バイスなどで平行台を置いてワークを浮かせている状態が前提です。食い付き部が5Pほどあるので、スパイラルタップより深く入れないといけません。その為、ワーク上面にタップコレットが干渉しないようにプログラムを組みます。
スパイラルより剛性が高く強い構造なので、深穴、硬い材料に向いています。
メーカーはOSGかヤマワかな。
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管用タップ

説明

管用タップは写真が無かった為、ゲージの写真を入れてしまいました。すみません。

特徴としては、ショートとロングがありショートは「S」の字がタップ側面に印字されています。ロングは何も書いていません。有効深さが決まっているので、ショートを取り付けてロングのプログラム深さを入れてしまうと不良になりますので注意を。その為、ショート用の深さでプログラム深さを作っておき、(どちらを取り付けても不良にならないように)ゲージ確認後に、ハンドルを使って有効深さまでタップを切ります。有効深さは、ゲージの切り欠きの間になります。(上の写真参照)

各々の管用タップの下穴サイズが決まっているので、下穴キリを調べる必要がありますので、載せておきます。参考サイト

PTとRcは同じです。PTは旧JIS規格。Rcが現行の規格です。

ハンドタップ

説明

ハンドタップは手でさらい直す時や手でタップを立てる時に使います。

あまり使う事はないのですが、タップが折れた時、タップ除去後に、さらう時に使うくらいでしょうね。

ロールタップ

説明
ロールタップは、アルミや銅などの快削材(やわらかい材料)でタップを成形していきます。
下穴は通常のタップの下穴より大きいです。(例えば、M6では、下穴5.5)
下穴サイズを載せておきます。参考サイト ミスミ
タップの負荷が小さい為、折れやすい小径タップにはいいでしょう。

プラネットカッター

説明

ほとんど使った事がないです。20年やってきて過去一回だけ。

特殊なタップで、ギザギザしたチップでヘリカル切削でXYが回りながらZが下がっていきタップが作れます。イメージ的には、回転が遅くて送りが速いボーリングって所でしょうか。

加工後、Zが上がる時にオリエントをかけて、XかYを逃がして上がるようにします。

参考サイト

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